TG2ペレットの燃焼時には石炭火力発電所からCO2が排出されますが、ここでの排出量はちょうど前年、パーム椰子の短期輪作により大気から吸収された量と同程度に留まります。したがってこれはカーボンリサイクルであり、当社のTG2ペレットはカーボンニュートラルであるといえます。当社は、地中に埋蔵された化石燃料である石炭を燃焼させるときのようにカーボンを新たに大気中に排出してはおりません。
その点については異論があるかもしれませんが、しかし膨大な廃棄物の浄化とメタン排出量の削減というメリットを合わせて考えると、軍配は化石燃料である石炭ではなくTG2ペレットに上がるでしょう。
石炭火力発電所が電力の安全保障と安定供給において重要な役割を担っている限り、化石燃料である石炭を地中に残し、農業廃棄物を活用する方が有効であることは確かです。